Wednesday, May 29, 2013

「野球青春記」モンゴル上映 阿南の映画で懸け橋に

阿南市で昨夏に撮影が行われた映画「モンゴル野球青春記」が6月から、モンゴルでも上映されることとなった。首都・ウランバートルなどの約30施設 で公開されることが既に決定。横綱・白鵬関も現地でのイベントに参加して華を添える予定で、市の担当者は「阿南発の映画を日本、モンゴル両国で成功させた い」と意気込んでいる。

(川本修司)

映画は日本人の青年がモンゴルに渡り、ルールも知らない子どもたちに野球を教え、交流を深めるストーリー。モンゴルでの上映は、現地の日本大使館 が認定する日本、モンゴル両国の国交40周年記念プロジェクトの一環で、映画を制作した「アールグレイフィルム」(東京)が、現地の映画配給会社に働きか けて実現することとなった。

6月上旬~中旬にウランバートルの映画館3館で封切り。続いて、モンゴル全土約30県の県庁所在地の映画館や市民文化センターで順次、上映していく。「アールグレイフィルム」は小さな町の文化センターも含め、1000施設での公開を目標にしている。

6月3日には、モンゴル出身の横綱・白鵬関が映画の公開を記念し、ウランバートルで子どもたちと野球教室に参加するイベントも企画されているという。

一方、日本では、6月中旬に東京で公開され、名古屋や大阪でも計画されている。ロケ地となった阿南市では▽6月8日・那賀川社会福祉会館▽9日・羽ノ浦コスモホール▽15、16日・市文化会館▽7月7日・同館――のスケジュールで上映する。

市野球のまち推進課は「映画が日本とモンゴル両国の交流が発展するきっかけとなってほしい」と期待している。

(2013年5月25日 読売新聞)

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