Wednesday, March 2, 2016

横綱日馬富士が救急車寄贈を仲介 「命救いたい」とモンゴルの病院へ

福井県鯖江市の鯖江・丹生消防組合は、救急車1台をモンゴルの病院へ贈ることを決め27日、同組合消防本部で贈呈式を開いた。大相撲の横綱日馬富士関(同国出身)が2013年から仲介役を務め4台目。式に出席した日馬富士関は一日消防署長も務めた。

救急車寄贈の要請を受け、今月更新した2001年式で走行距離約8万4千キロの1台を贈ることにした。酸素吸入器や、血圧などが測定できるモニターを備えている。同国アルハンガイ県の県中央病院で使われる。

贈呈式で牧野百男市長は「救急車がモンゴルの大地を駆け巡り、少しでも医療に貢献できたら」とあいさつ。日馬富士関は「温かい心遣いに感謝。多くの人の命を救うことができたらうれしい」と述べた。

同組合の委嘱を受け、一日消防署長を務めた日馬富士関は、同組合消防本部で行われた消防訓練の指揮をとり、集まった市民に「火の元に気をつけて」と呼び掛けた。

日馬富士関は06年に交通事故で父親を亡くし「装備が整った救急車を増やして命を救いたい」と日本の救急車両を母国に贈る仲介役を務めている。

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