Sunday, March 6, 2016

モンゴル国家基金と協定 静岡県、静岡がんセンター

静岡県と県立静岡がんセンターは5日、「静岡がん会議2015」を長泉町の同センターで開いた。モンゴルのがん撲滅を目指す団体と、がんの予防・診断・治療での協力に関する協定を締結し、富士山麓に医療健康産業を集積させる県のファルマバレープロジェクトの成果や方向性を確認した。

同センターが協定を結んだのは、モンゴルの団体「がんのないモンゴル“イトゲル―希望”国家基金」(旧名称=HOPEがんのないモンゴル)。同団体の要望で2010年に結んだ覚書を協定書に格上げすることを決め、団体の代表を務めるハジドスレン・ボロルマーモンゴル大統領夫人と同センターの山口建総長が、川勝平太知事の立ち会いの下、協定書に調印した。

同センターはこれまで、モンゴルの議員視察団の受け入れや緩和ケアマニュアル・乳がん教育用視触診モデルの提供などを続けてきた。山口総長は「モンゴルで多い肝臓がん撲滅に向けた活動に協力したい」と今後の方針を示した。

会議では同センター近くに1日、一部オープンしたプロジェクトの新拠点「県医療健康産業研究開発センター」も念頭に、関係省庁や企業の担当者約10人が、医療現場と連携した製品の開発などについて講演した。

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