Sunday, March 6, 2016

モンゴルの自治体と友好都市締結へ

弥彦村 相撲が縁、今夏に中学生派遣へ

モンゴルとの交流を進める弥彦村は3日、村議会全員協議会で同国トゥブ県エルデネ村との友好都市協定の締結を目指すことを明かした。弥彦神社、商工会、観光協会にも協力を求めて4月に「弥彦モンゴル友好協会」を立ち上げる。夏には弥彦中学校の生徒数人をモンゴルへ派遣する考えで、2016年度当初予算案に100万円を計上した。

エルデネ村は、首都ウランバートルの60キロほど東に位置する。人口は約3700人で、面積は弥彦村の320倍の約8040キロ平方メートルに及ぶ。チンギスハンゆかりの地とされ、高さ約40メートルの世界最大のチンギスハン像や、モンゴル帝国があった13世紀を再現したテーマパークがある。

弥彦村は、弥彦神社の土俵を活用した相撲によるまちおこしを目指し、昨年6月には大相撲伊勢ケ浜部屋の伊勢ケ浜親方を村観光大使に任命。同部屋の横綱日馬富士と大関照ノ富士がモンゴル出身であることから、同国との交流にも力を入れ始めた。

昨年11月には村内でモンゴルフェアを開催し、駐日モンゴル大使館(東京)のソドブジャムツ・フレルバータル特命全権大使も招き、友好都市の選定を進めていた。

村によると12月に入り、大使館側がエルデネ村を紹介してきたという。日馬富士の出身地なども希望したが、ウランバートルからの移動距離を考慮してエルデネ村に固めた。

燕市には今年、リオデジャネイロパラリンピックの事前合宿としてモンゴルのアーチェリー選手団が訪れる。村総務課は「今年のモンゴルフェアは、選手の来日に合わせて開催する。モンゴルとの交流を広げ、冬前には友好関係を結びたい」と話した。

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