2020年東京五輪のモンゴル・レスリング競技の事前合宿地に決定し、政府が進める同国の「ホストタウン」に登録された焼津市の中野弘道市長は29日の定例会見で、3月16~21日に同国の小学生8人を市内に招待し、同国とのスポーツ・文化交流をスタートさせることを明らかにした。市によると、ホストタウンとして対象国と交流を開始するのは県内で初めて。
招待小学生8人は期間中、市内にホームステイしながら、19~20日に同市総合体育館で開催される「中部日本ジュニアレスリング大会」に出場したり、市内の子供たちと釣りや食を通じて交流を図ったりするという。
同大会は国内トップを目指す少年少女レスラーの登竜門の一つ。毎年全国から700人以上が参加し、五輪3連覇を達成した吉田沙保里選手らもこの大会のマットを踏んだ。招待小学生は個人戦に出場する予定。
ホストタウンは海外選手らと地域住民の交流を促進する構想。交流事業の際には政府が費用の半額を補助する。県内では現在、同市を含めて5市が登録されている。
中野市長は「交流を通じて焼津とモンゴルの強い絆を生み、市内の活性化につなげたい」と話した。
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