Monday, February 22, 2016

モンゴル出身20歳角界へ…鳥取城北高相撲部OB

鳥取城北高相撲部出身で県体育協会職員のバッドゾリグ・デンゼンサンボーさん(20)(モンゴル出身)の大相撲入りが決まった。尾車部屋から独立予定の朝日山親方(元関脇琴錦)の内弟子となり、夏場所(5月8日初日、東京両国国技館)での初土俵を目指す。同部出身者の角界入りは17人目。

 身長1メートル82、体重120キロ。右四つで、上手投げを得意とする。同部の石浦外喜義総監督にスカウトされ、2013年に来日。柔道経験者で、3年生だった14年の選抜高校相撲宇佐大会では団体優勝、個人3位の成績を残し、卒業後は、同協会職員として働きながら稽古を積んでいた。

 朝日山親方は先月、年寄「朝日山」を襲名。先代朝日山親方(元大関大受)の定年退職に伴って昨年の冬に閉鎖された朝日山部屋を再興する予定という。

 デンゼンサンボーさんは14日、鳥取市布勢の県民体育館で記者会見。「朝青龍のように激しい相撲をとり、白鵬のように愛される横綱になりたい」と誓い、しこ名の「朝日龍」を色紙に書いて披露した。朝日山親方は「体は大きい方ではなく、投げ技頼みでは故障する。押し相撲を磨き、様々な展開に対応できる力士になってほしい」と期待した。
2016年02月17日 Copyright © The Yomiuri Shimbun

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