Monday, February 29, 2016

モンゴルに救急車贈る

◇鯖江・丹生消防 日馬富士関に協力

 モンゴルの医療を支援しようと、鯖江市と越前町でつくる鯖江・丹生消防組合は27日、同国出身の横綱・日馬富士関を招き、救急車1台を贈った。日馬富士関は「救急車が一人でも多くの命を救ってくれればうれしい」と喜んだ。

 日馬富士関は、モンゴルに住んでいた父親を交通事故で亡くしたことから、救急車や消防車を古里に届ける活動に協力している。同消防組合は保有する車両から更新時期を迎えたものを選び、2013年に消防車を、14年からは救急車を、日馬富士関を通じ毎年譲り渡している。

 今年寄贈したのは01年式の救急車で、越前町内に配備されていた。走行距離は8万4000キロでまだまだ走れるという。

 鯖江市西山町の同消防組合消防本部で開かれた贈呈式では、牧野百男市長が「(鯖江市という)小さな街でも、救急車を贈ることで国際貢献できるのがうれしい」とあいさつ。日馬富士関は「モンゴルの市民を代表してお礼を言いたい」と話した。
2016年02月28日 Copyright © The Yomiuri Shimbun

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