Wednesday, September 19, 2012

在大阪モンゴル総領事:観光交流を 知事と会談 /奈良

在大阪モンゴル総領事館のダンバダルジャー・バッチジャルガル総領事が4日、県庁を表敬訪問し、荒井正吾知事らと会談した。今年はモンゴルとの国交樹立40周年にあたる。シルクロードなどをテーマにした観光交流の推進などで意見を交わした。

総領事館は今年3月に開設された。同総領事は早稲田大などで学び、大使館での滞日経験も長く、流暢な日本語で歓談。「モンゴルは草原のイメージがあるが、西は山、北は森が多いなど豊かな自然がある。現在は鉱山開発などが盛んだが、今後は観光産業に力を入れたい」とアピールする一方、「奈良や京都が観光資源をどう活用しているかも肌で感じてみたい」と意欲を見せた。

荒井知事は、遊牧民が使う移動式住宅「ゲル」での観光宿泊など「自然を満喫でき、他とは違った観光スタイルが考えられる」などと指摘。今秋に「世界観光機関」(UNWTO)の地域事務所が奈良市内に開設され、シルクロード観光をテーマにしていることを紹介。「開設を機に総領事を招いて交流会をやりたい。そこで観光プロモーションをやっては」と提案していた。【野上哲】

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