Wednesday, September 19, 2012

白鵬がモンゴルで“超セレブパーティー”

横綱白鵬(27=宮城野)が大相撲秋場所(9月9日初日、両国国技館)での賜杯奪回へ並々ならぬ闘志を燃やしている。2場所連続で優勝を逃した名古屋場所の直後、極秘裏に、母国モンゴルの大草原にVIPを招いて超豪華な「セレブパーティー」を開催していたことが判明。なんと、トヨタ自動車の豊田章男社長(56)も自家用ジェット機で駆けつけたという。横綱がV逸のショックを払拭した超ゴージャスな宴の中身とは――。

白鵬は3場所ぶりの賜杯奪回へ向けて「全勝優勝が目標になる」と言い切った。名古屋場所は大関日馬富士(28=伊勢ヶ浜)との全勝対決に敗れてV逸。そのライバルに向けて「先場所は悔しい思いをしたし、借りを返す。(直接対決で)当たるまで全勝できてほしい」と呼びかけた。ここまで白鵬が闘争心をムキ出しにするのは珍しい。

これは2場所連続で優勝を逃したショックを、すでに払拭しているからだ。白鵬は名古屋場所千秋楽翌日の7月23日に母国のモンゴルへ帰国。その直後に「超豪華セレブパーティー」を開催していた。招待客は名古屋、九州の後援者や財界の有力者ら約30人。会場は首都ウランバートルから車で2時間あまり離れた郊外。白鵬の別荘の近くの大草原の真っただ中で宴は開かれた。

パーティーでは、モンゴルの馬乳酒や白鵬が所有する羊を丸焼きにした料理などが振る舞われた。さらに即席の乗馬大会が開かれ、大いに盛り上がったという。中でも白鵬を感激させる出来事があった。かねて親交がある豊田社長が自家用ジェット機で日本からモンゴルまで駆けつけたというのだ。

豊田社長は一昨年の名古屋場所で優勝した白鵬に特注のトロフィーを贈呈。野球賭博問題で天皇賜杯を手にできなかった白鵬を感激させた。今年4月には稽古を見学するため、東京の宮城野部屋に自ら足を運んでいる。

遠路はるばるやって来た豊田社長から激励を受け、V逸で傷心の白鵬は決意を新たにしていたという。事情に詳しい関係者は白鵬の胸中について「横綱もすごく喜んでいた。前向きな気持ちになっているはず」と明かした。

角界では、こうした宴席はホテルの会場などで開かれるのが通例。モンゴルの大草原という規格外の会場に加えて「世界のトヨタ」のトップまで自家用ジェット機で駆けつけるとは…。ハリウッドのセレブも顔負けの豪華パーティーで、賜杯奪回へ向けたリフレッシュは万全のようだ。

No comments:

Post a Comment