Friday, February 8, 2013

リオ:モンゴルのオユ・トルゴイ鉱床、開発の一時停止を検討

1月31日(ブルームバーグ):世界2位の鉱山会社、英・オーストラリア系リオ・ティント は、モンゴルで進めている62億ドル(約5650億円)規模のオユ・トルゴイ銅・金プロジェクト開発の一時的な停止を検討している。同プロジェクトに詳しい関係者2人が明らかにした。モンゴル政府が同鉱床の利益配分を拡大するよう要請していることが背景にある。

関係者が匿名を条件に明らかにしたところによれば、リオはモンゴル政府による利益配分の拡大とロイヤルティー(鉱区使用料)の変更に関する要請に抗議するため開発停止について検討している。関係者の1人によれば、開発が停止されれば採掘と処理が中断する可能性があるが確定はされておらず、経営幹部がロンドンで検討している選択肢の一つになっている。

リオの広報担当者、ブルース・トービン氏(メルボルン在勤)は「オユ・トルゴイの開発が全ての関係者に利益をもたらすよう、モンゴル政府を含む全てのステークホルダー(利害関係者)と引き続き協力していく」と述べ、同社が開発の一時停止を検討しているかどうかについてはコメントを控えた。

ナショナリズムが高まり貧富の差が拡大する中、モンゴルのアルタンホヤグ政権は外資への支援を継続しようとしている。モンゴル政府はオユ・トルゴイ・プロジェクトをめぐる2009年の投資に関する合意について2度にわたって再交渉を要請したが、リオは昨年10月にこれを拒否した。オユ・トルゴイ銅鉱床は現時点で、開発中の銅プロジェクトとしては世界最大規模。

原題:Rio Said to Consider Halt at Largest Mongolia Mine AmidDispute(抜粋)

記事に関する記者への問い合わせ先:バンクーバー Christopher Donvillecjdonville@bloomberg.net;Mongolia (NON BLP LOC) Todd Baertbaer6@bloomberg.net;東証 Yuriy Humberyhumber@bloomberg.net

記事についてのエディターへの問い合わせ先:Andrew Hobbsahobbs4@bloomberg.net;Simon Caseyscasey4@bloomberg.net;Jason Rogers jrogers73@bloomberg.net更新日時: 2013/01/31 10:05 JST

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