Saturday, February 16, 2013

小型風力発電機を開発 都城高専の川崎さん 在モンゴル日本国大使館が表彰

モンゴル支援の一環で遊牧民向けに小型風力発電機を開発した都城高専技術支援センター(宮崎県都城市)の川崎敬一さん(61)が、両国の友好親善に功績があったとして、在モンゴル日本国大使館から表彰を受けた。

川崎さんは、電気がないため、同国の子どもたちが夜勉強ができないと聞き、1993年に高専の有志で「モンゴルに風力発電機を贈る会」を設立。2000年に毎秒1メートルのそよ風でも電気を起こせる発電機を完成させ、これまでに学校や病院などに約60基を届けた。

今回の表彰は、昨年に40周年を迎えた日本・モンゴル外交関係樹立記念事業の一環。8団体15人が表彰を受けたが、日本在住の受賞者は川崎さんだけとなっている。受賞は12月20日付。

川崎さんは、県内の中小企業5社と連携し「宮崎県産」風力発電機の製造・販売の実現を目指している。間もなく生産が始まる見込みで「収益の一部をモンゴルに贈ることで、宮崎とモンゴルとの友好関係がさらに深まることを期待している」と話している。

=2013/02/03付 西日本新聞朝刊=

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