モンゴル大使館表彰:川崎さん、親善貢献 風力発電機贈る ／宮崎

「モンゴルに風力発電機を贈る会」事務局長で、国立都城高専・技術支援センターの川崎敬一総括（６１）が、両国の友好親善に貢献したとして、在モンゴル日本大使館から表彰を受けた。

川崎さんは９３年、同僚らと会を結成。自前で開発、改良した風力発電機６０基以上を、照明を持たない遊牧民族に贈った。また研究留学生のがん治療のための募金活動なども認められた。

昨年が日本・モンゴル外交関係樹立４０周年だったのを記念し、大使館は１２月２０日付で１５人・８団体を表彰した。日本在住の被表彰者は川崎さんだけという。表彰状は１月中旬に届いた。

川崎さんは１日、市役所で池田宜永市長に受賞を報告。池田市長は「友好の礎を築かれた証し」とたたえた。川崎さんは「今後も友好交流に努めたい」と話した。【重春次男】