モンゴル政府が34%を所有するオユトルゴイ銅・金のプロジェクトを、リオティント社が一時停止するかもしれないとブルームバーグが報道した。
これについて、非公式の情報であるが、リオティント社の広報担当が、この問題についてのインタビューを拒否したとのこと。
アナリストたちの説明では、モンゴル政府がオユトルゴイ・プロジェクトでより多くの株式を所有する政策方針でいる可能性があるため、同プロジェクトの活動を一時停止する手法で対抗していることもありうると推測している。
このニュースが報道された途端にオユトルゴイ・プロジェクトの66%を所有するターコイズヒル・リソーシズ社の株価が3.56%減少し、7.86ドルになった。
またリオティント社がアルミ事業部門とモザンビークでの石炭プロジェクトの所有交渉により、総額
14億ドルの損失を出したと報道された。
具体的には、同社は上記のプロジェクトを高すぎる評価額で購入したそうだ。
トム・アルバネズ氏が解任されたのはこれと関連している。
しかし、リオティント社にとってはオユトルゴイ・プロジェクトが重要なプロジェクトであるため一時停止はしないという推測もある。
もしリオティント社が2013年上半期に製品を輸出する予定のオユトルゴイ・プロジェクトを一時停止するに至れば、世界市場で銅の価格が上昇すると専門家たちが語っている。
今年度は、中国、アメリカ、ヨーロッパの銅の需要が増加するため、銅の供給が需要より1.7万トン少なくなるという見込みをモルガン・スタンレー銀行が調査報告書に盛り込んだ。
もし、オユトルゴイ・プロジェクトが今年の上半期に製品を正式に輸出し始めれば、プロジェクトの第1段階が実行された事になる。プロジェクトの第2段階には発電所、精錬所の拡張、および地下鉱山の採掘開始などの事業が実施される。この活動には5.1億ドルの追加投資が必要とされるとのこと。
記者:B.トゥグス
出展:Mining Journal
原文はこちら
訳:ウルジーテグシ
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