Saturday, February 16, 2013

リオ:モンゴルの銅山、意見の相違解決すれば商業生産開始へ

2月14日(ブルームバーグ):世界2位の鉱山会社、英・オーストラリア系リオ・ティント は、モンゴルで進めている66億ドル(約6130億円)規模のオユ・トルゴイ銅山について、モンゴル政府との意見の相違が解決されるまで商業生産が開始されないとの見通しを示した。

リオは14日発表した文書で「多くの重要な問題が最近、モンゴル政府によって提起されている」と説明。「これらの問題が解決すればオユ・トルゴイの商業生産は6月末までに開始される予定だ」としている。

モンゴル政府はリオに対し、同鉱山の利益配分の拡大を要請。リオは過去1年半の間に2度にわたってこの要請を拒否した。モンゴルのエルベグドルジ大統領は今月、この銅・金採掘事業について同国による支配を強めるべきだと表明。鉱山のフル生産が始まれば、モンゴル経済に最も貢献する事業になるとの見通しを示した。

リオのサム・ウォルシュ最高経営責任者(CEO)は14日、ウェブ放送でのプレゼンテーションで「投資合意の一部に関しモンゴル国内で最近、政治的シグナルが発せられていることを憂慮している」と指摘。「それは、これまで構築してきた協力関係や、これほどの規模のプロジェクトにとって、よりどころとなる安定性を損なうものだ」と述べた。

原題:Rio Says Mongolian Project’s Start Depends on End toDispute (3)(抜粋)

翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先:東京 堀江広美 +81-3-3201-8913hhorie@bloomberg.net

翻訳記事に関するエディターへの問い合わせ先:東京 淡路毅 +81-3-3201-2107tawaji@bloomberg.net

記事に関する記者への問い合わせ先:Melbourne Soraya Permatasari + 61-3-92288720soraya@bloomberg.net;Sydney Elisabeth Behrmann +61-2-9777-8624ebehrmann1@bloomberg.net;London Thomas Biesheuvel + 44-20-7073-3259tbiesheuvel@bloomberg.net

記事についてのエディターへの問い合わせ先:Jason Rogers +65-6231-3673jrogers73@bloomberg.net更新日時: 2013/02/15 11:51 JST

No comments:

Post a Comment