モンゴルの雄大な自然の中で暮らす人々を見つめた写真展「いのち-大地にいきる-」が兵庫県豊岡市但東町中山の日本・モンゴル民族博物館で開かれている。日々の生活を支える手仕事や屈託なく笑う子どもなどの姿を収めた写真約100点を紹介している。4月9日まで。
撮影したのは、20年以上にわたりモンゴルを旅してきた北海道のNPO法人「北方アジア文化交流センターしゃがぁ」理事長の西村幹也さん(46)。
トナカイの毛皮をなめす母親やヒツジの毛を真剣な表情で刈る女性、ヤギの群れに体をうずめる愛らしい子ども、イヌワシを腕に乗せる勇壮な男たちなどの様子を紹介。搾った乳をタンクに移す女性の写真では「乳を搾り、加工し、保存する。この一連の仕事が草原の歴史を紡いできた」と説明文を添えている。
ヒツジのくるぶしの骨を使ったおもちゃやモンゴル相撲の衣装を見ることもできる。
3月2日には西村さんのミニトークショーやモンゴル人による馬頭琴コンサートがある。(山本圭介)
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