Friday, October 26, 2012

秋田大が初の海外事務所

秋田大学(吉村昇学長)は、モンゴル科学技術大学内に「秋田大学モンゴル事務所」を開設した。秋田大が海外に事務所を設けるのは初めて。秋田大の研究者や学生が資源の調査研究のための現地の拠点とするほか、留学希望のモンゴルの学生に秋田大の情報を詳しく伝える役割も担う。

モンゴル科学技術大学は首都ウランバートルにあり、学生数は約2万5千人。今月8日に現地で開所式があり、国際交流センター長の榎本克彦副学長や科学技術大のバヤンディラン学長らが出席した。秋田大によると、事務所は約30平方メートル。テレビ会議システムを備えており、遠隔授業や留学希望者の面談などもできる。2015年秋までの契約だが、両校が合意すれば延長も検討する。

秋田大は現在、20カ国・地域の40大学と国際交流協定を結んでおり、うち、科学技術大を含む3校がモンゴルの大学。秋田大からモンゴルへの留学生はいないが、モンゴルからは主に工学資源学部で6人を受け入れている。秋田大の研究者も、資源の研究などでたびたびモンゴルを訪れている。秋田大国際交流センターの担当者は「共同研究や学生交流に加えて、14年度の開設を目指す国際資源学部(仮称)の拠点にしたい」と話した。

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