Wednesday, March 27, 2013

モンゴル石炭大手、最終赤字に転落 12年12月期

香港上場のモンゴル石炭大手、モンゴリアン・マイニングが12日発表した2012年12月期決算の最終損益は254万ドル(約2億4400万円)の赤字だった。前の期の1億1909万ドルの黒字から一転、10年の上場以来初の赤字に転落した。最大の需要先である中国の景気減速による石炭の販売単価急落が響いた。

売上高は4億7448万ドルと前の期比13%減った。同社の石炭の販売量は約560万トンと17%増えたが、年間の平均販売価格が1トンあたり84.8ドルと26%下がったためだ。米ドル建てでの大型起債に伴う利払い負担増なども重なった。

同日、香港で記者会見したバトツエンゲル最高経営責任者(CEO)は、赤字転落をもたらした石炭価格について「足元では107~108ドルと約20ドルは戻している。この流れが続くことを期待している」と回復基調にあることを強調した。(香港支局)

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