北上市の口内町自治協議会(昆野将元会長)は4日までの3日間、モンゴル遊牧民の暮らしに触れる文化体験事業を地元の特設広場で開催している。地元住民らに異文化交流を楽しんでもらおうと初開催。3日は伝統料理の試食会や楽器演奏会など多彩な企画が繰り広げられ、来場者はモンゴル人の暮らしへの理解を深めた。
イベントは岩手大在学中のモンゴル人留学生6人を招き、地元住民ら約20人が協力して準備。会場には遊牧民が使用している伝統的な移動式住居「ゲル」を2基建設した。
伝統楽器「馬頭琴(ばとうきん)」の演奏会は「ゲル」内で行われ、草原をイメージした軽やかな音色が響き渡った。
留学生らが手作りした伝統食「ホーシュール」も振る舞われ、訪れた人は味わいを堪能。ホーシュールは小麦粉を用いた皮で牛肉とニンジンを包み、油で揚げた料理。祝い事や人が集まる時には各家庭で必ず出すという。
【写真=モンゴルの伝統楽器「馬頭琴」の軽やかな音色に聞き入る来場者】
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