Friday, March 1, 2013

首相の親書持参しモンゴル訪問へ

自民党の塩崎政務調査会長代理は、中国の動向など東アジアの安全保障環境が厳しさを増すなか、1日からモンゴルを訪問して、エルベグドルジ大統領に両国の関係強化を呼びかける安倍総理大臣の親書を手渡すことにしています。

自民党の塩崎政務調査会長代理は、1日から4日間の日程でモンゴルを訪問し、エルベグドルジ大統領らと会談して安倍総理大臣の親書を手渡すことにしています。

親書では、「日本とモンゴルとの戦略的パートナーシップをさらに進めたい」としており、塩崎氏は、両国間のEPA=経済連携協定の締結に向けた協議を加速させることや、石炭やレアアースなどモンゴル国内の資源開発に日本が協力することなどを確認して、両国の関係強化を図りたいとしています。

塩崎氏としては、沖縄県の尖閣諸島を巡る問題で日中関係が悪化するなか、中国の隣国のモンゴルとの関係強化を図ることで中国をけん制するねらいもあるものとみられます。

また、塩崎氏は、去年11月、モンゴルの首都・ウランバートルで、日本と北朝鮮との政府間協議が行われるなど、モンゴルが日本と北朝鮮の双方と関係があることを踏まえ、拉致問題などの早期解決に向けて協力を求めることにしています。

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