Sunday, January 6, 2013

子どもスタッフ企画展:1年間の活動を紹介 直方谷尾美術館で「ぼくたち、わたしたちのゲル」 /福岡

直方市殿町の直方谷尾美術館で、小学生が準備などに携わった企画展「ぼくたち、わたしたちのゲル」が開かれている。地域の高齢者との交流などの活動成果を、作品とともに紹介している。3月24日まで。

11年度まで美術館の「子どもスタッフ」が、レイアウトなどに趣向をこらして収蔵品を紹介する「子どものための美術館」を開いていた。活動8年目となる12年度は、館外での交流を重視。モンゴル遊牧民の移動式住居「ゲル」を作り、外国人留学生らと触れ合うなどした。

企画展では、小学3〜6年の子どもスタッフ15人が地元の高齢者施設に所蔵品を持ち込んで開いた絵画展を再現。ゲルを利用して遊ぶ様子を紹介するビデオ映像を流し、活動に使ったゲルの実物も展示している。

5日は、子どもスタッフのうち、高倉佳乃子さん(感田小3年)▽田中里奈さん(中泉小3年)▽菅原圭亮さん(下境小4年)−−が、自身の作品や、活動の感想などを報告した。高倉さんは「留学生と(それぞれの出身国の)遊びを一緒にしたのが楽しかった」と話していた。

入館料は一般100円、高校・大学生50円。月曜休館。期間中に子どもスタッフの報告なども随時開かれる。問い合わせは同美術館0949・22・0038。【小畑英介】

〔筑豊版〕

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