Saturday, January 5, 2013

世界各地の「おやつ」知っていますか?

日本ならではの「おやつ」というと、どんなものを思い浮かべますか? 筆者の場合、「カステラ」や「おせんべい」などがパッと浮かびます。では海外の「その国ならでは」というおやつはどんなものがあるのでしょうか? 海外の特徴的な「おやつ」を紹介します。

●ライスプディング(イギリス)
「スコーン」や「トライフル」など、さまざまなおやつがあるイギリスですが、その中でも特徴的なのが「甘いお米」のライスプディングです。米と砂糖を牛乳で煮て作ります。日本人にはあまりウケはよくないかもしれませんが、イギリスでは人気のおやつです。

●バクラヴァ(トルコ)
パイ生地のようなものにナッツやアーモンドを挟んで焼き上げ、濃厚なシロップを上からたっぷりかけたトルコのおやつです。とにかく濃厚な甘さで日本人だと「甘~い」と、なってしまいます。トルコの人は甘いものが好きな人が多いそうですよ。ほかに「ロクム」という日本のボンタンアメに似た食感のおやつも人気です。

●ポン・デ・ケージョ(ブラジル)
タピオカの粉を使ったブラジルの1口パン。家庭ごとにオリジナルの味付けがされていたりするブラジルを代表するおやつです。外側はカリっとしていますが、中はタピオカの粉を使っているからなのかモッチモチの食感です。タピオカの粉の一大産地のブラジルならではのおやつですね。

●愛玉子(台湾)
「愛玉子」というイチジク属の植物の果実から作られるゼリーのような食感のおやつです。台湾の夏の風物詩であり、庶民のおやつでもあります。台湾では屋台などで簡単に食べることができますし、飲み物の中にも入れられています。台湾ではほかにも「パイナップルケーキ」などの亜熱帯地域がある台湾ならではのおやつもありますよ。

●焼きバナナ(タイ)
まだ熟していない青いバナナをじっくりと炭火焼したタイのお手軽おやつ。ねっとりとした甘さのバナナがたまらないおやつです。タイの街角にも焼きバナナの屋台がたくさん並んでいますよ。ほかにもタイにはカノム・クロックという甘いタコヤキのようなおやつもあります。

●ピロシキ(ロシア)
ロシアにはクランベリーを砂糖でコーティングしたお菓子や、スハリーという乾パンのお菓子などがありますが、やはりロシアならではのおやつといえば「ピロシキ」でしょう。街中でも屋台が多く並んでいます。ひき肉入りが有名ですが、ロシアでは色んな具材のピロシキがあるそうです。

●サモサ(インド)
マッシュ状のじゃがいもを小麦粉で作った皮で包んで揚げたインドの伝統的なおやつ。そのまま食べたり、チャツネをつけたりして食べます。子供だけにでなく、大人にも愛されています。

●ピーナッツバターサンド(アメリカ)
アメリカの家庭のおやつの中には「ピーナッツバター」を使ったおやつがたくさんあります。中でも愛されているのがパンにピーナッツバターをサンドした「ピーナッツバターサンド」です。家庭ごとにポップコーンをのせたり、いろいろアレンジがあったりします。かのエルビス・プレスリーもピーナッツバターを使ったサンドイッチが好物だったそうですよ。

●ガンビル(モンゴル)
牧草地帯の多いモンゴルの伝統的なおやつがこの「ガンビル」です。小麦粉にバターと砂糖、水を入れて混ぜ合わせた生地を棒状に延ばし、さらに渦巻き状に巻きます。それを焼いて出来上がりです。モンゴルのおやつはこうした小麦粉」と「乳製品」から作られているものがほとんどです。

というわけで、さまざまな国の特徴的なおやつを紹介しました。みなさんは、これらの外国のおやつの中ではどれを食べてみたいですか? 筆者はブラジルの「ポン・デ・ケージョ」が気になるところ。タピオカの粉は日本でも簡単に手に入るので自分で作ってみるのもいいかもしれませんね。

(貫井康徳@dcp)

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