Saturday, December 8, 2012

そろって「前に」=モンゴル出身の2人-大相撲新十両

日本相撲協会が28日に開いた初場所(来年1月13日初日、東京・両国国技館)の番付編成会議で、ともにモンゴル出身の東龍(25)=本名サンドゥイジャブ・トドビレグ、玉ノ井部屋=と、鏡桜(24)=バットフー・ナンジッダ、鏡山=の新十両昇進が決まり、福岡県内の部屋宿舎でそれぞれ記者会見して抱負を語った。

東龍は西幕下筆頭で迎えた九州場所で6勝1敗の好成績を挙げ「第二の故郷の支えがあった」。10年前に来日して高知・明徳義塾高に留学し、福岡県の九州情報大を経てプロ入り。大学関係者らの期待を力に変えた。目標は大関魁皇(現浅香山親方)で「上手を取って前に出ながら投げるような相撲を」と東龍。28日は高2で亡くした母の命日だった。

15歳で入門した鏡桜は56場所を要して昇進。現在、部屋の力士は師匠の鏡山親方(元関脇多賀竜)の息子で三段目の竜勢と2人だけだが、地道に鍛えてきた。部屋を継承後、初の関取を出した同親方は「研究熱心で、何とか身を立てようと一生懸命やってきた」と目を細め、鏡桜は「もっと前に出る相撲を」と意気込んだ。 (2012/11/28-19:02)

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