Saturday, December 8, 2012

モンゴル音楽、大自然に思い

モンゴルの伝統音楽を楽しむコンサートが2日、島根県美郷町上野の上野ふれあい会館であった。町内外の80人が、弦楽器の馬頭琴や独特の発声法ホーミーに聞き入り、草原が広がるモンゴルの大自然に思いをはせた。

高知県の奏者岡林立哉さん(40)がモンゴルの民族衣装デールを着て登場。現地の相撲大会中に演奏される民謡「老人と鳥」や、神聖な山への賛歌「ドゥンジンガラブ山をたたえる歌」など計15曲を奏で、歌った。空気を振るわせるような特有の響きに、観客はゆったりと身を委ねていた。

地元住民が岡林さんに演奏を持ち掛けて開催した。近くの主婦井上絹江さん(69)は「体に直接響くような歌声。砂漠や遊牧民の姿が思い浮かびました」と感心していた。

【写真説明】ホーミーを響かせながら馬頭琴を弾く岡林さん(左端)

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