北朝鮮が日朝協議再開打診 拉致めぐり２月にも

北朝鮮が、１２月の長距離弾道ミサイル打ち上げ問題で延期された日朝政府間協議を来年２月ごろに再開できないか日本側に打診していることが３０日、分かった。複数の日朝関係筋が明らかにした。拉致問題に柔軟な意向を示すことで、対北朝鮮で強硬姿勢を示す安倍政権を揺さぶる狙いとみられる。日本側は諾否を含めた対応を当面留保し、金正恩第１書記体制の出方を見極めたい考えだ。

安倍政権関係者は「新たなミサイル実験や３回目の核実験など、挑発行為を繰り返す恐れもあり、真意を測れない」と警戒している。

関係筋によると、衆院選後、北朝鮮側は早春をめどに協議を再開したいとの考えを日本側に非公式に示した。