Saturday, December 15, 2012

植草克秀座長舞台から“蒙流(もうりゅう)” ユニット誕生

少年隊の植草克秀が座長を務める舞台『どりーむじゃんぼ宝ぶね~決してお咎めくださいますな』(1月6日~、東京・青山劇場)から派生したユニット・DA2-DANJIN(ダッタンジン)が誕生した。韓流でも華流でもない、蒙流(もうりゅう)を謳ったユニット。若手俳優の矢崎広、林剛史、辻本祐樹、二瓶拓也、滝口幸広からなり、オリジナルソング「ダッシュ&キック」を歌って踊る。大モンゴル帝国にて王(ハーン)のために存在しているケシクたちにより結成された…という設定だ。

大河ドラマ『平清盛』に出演した辻本祐樹

矢崎演じるSYOは実は王のご落胤で、千人隊隊長。林演じるTAIはどんな時も隊長を補佐する有能な千人隊隊長。辻本演じるMICHIKYはTAIの幼なじみで、TAIの困った顔が大好き。二瓶演じるZAIは誰よりも早くパオを片付けるのが得意だ。滝口演じるHYUNは王の命令により仕方なく参加している。

肝心の舞台は、大モンゴル帝国でもハーンでもない、明治維新後の日本の物語。シェイクスピアの『夏の夜の夢』を大胆にカスタマイズし、日本最初の総理大臣が決める直前の一夜の大騒動「日本の夜明け前の夢」を描く。

『夏の夜の夢』はいたずら好きの妖精・パックによって魔法の惚れ薬を塗られたことによって始まる4人の恋人たちの痴話げんかの場面が有名だが、同作では、妖精パックが妖怪・座敷わらしに、惚れ薬を塗られるのは伊藤博文、井上馨、後藤象二郎、板垣退助など誰もが知る歴史上の人物。劇中で座敷わらしが薬を取りに行く時の決まり文句「ダッタン人の矢よりも早く」が出た時に DA2-DANZINが登場する。

初代総理大臣の伊藤博文を演じる植草は、デビュー翌年の1986年夏に初演し、その後23年間上演し続けたミュージカル『PLAY ZONE』以来、同劇場への凱旋となる。ほかにジャニーズJr.の長谷川純、元タカラジェンヌの紫吹淳、元劇団四季の久野綾希子、元仮面ライダーの木ノ本嶺浩、お笑い芸人の鳥居みゆきらが出演。座敷わらしは左とん平が演じる。

舞台『ドリームジャンボ宝ぶね~けっしてお咎め下さいますな~』は1月6日(日)~1月13日(日) 東京・青山劇場、1月26日(土)大阪・梅田芸術劇場メインホールで上演。

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