Wednesday, December 26, 2012

神鋼、中国合弁を白紙に-内モンゴル進出を凍結

神戸製鋼所は25日、中国のアルミ圧延大手である江蘇常呂呂業(江蘇省常熟市)と内モンゴル自治区で計画していたアルミニウム板材製造販売の合弁会社設立の基本合意を30日付で解消すると発表した。販売戦略など事業の進め方に相違があったとしている。

神鋼と江蘇常呂呂業は2011年12月に合弁会社設立で基本合意した。計画では13年1月に新会社を設立。約400億円を投じて自動車材や飲料缶用のアルミ板を生産する年産能力約20万トンの工場を建設し、15年に稼働する予定だった。内モンゴルの工場建設計画は断念したが、引き続き中国でのアルミ板材の生産拠点を検討していく考え。中国では自動車向けやアルミ缶向けを中心にアルミ板市場が拡大するとみており、他の事業パートナー探しや事業を行う場所の選定などを行い、現地における供給拠点の確保を目指す。

中国では蘇州市にサスペンション用アルミ鍛造部品工場を持つ。

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