Monday, December 31, 2012

朝青 北の湖理事長と極秘会談

元横綱朝青龍(32)と日本相撲協会の北の湖理事長(59=元横綱)が謎の急接近だ。両者は今月上旬、都内のホテルで1時間近くにわたって“極秘会談”していたことが本紙の取材で判明。朝青龍は2010年2月の現役引退後、角界とは距離を置いてきた。今回の相撲協会トップとの接触は、いったい何を意味するのか。角界内ではさまざまな臆測が乱れ飛んでいる。

関係者の話を総合すると、まさかの“極秘会談”が行われたのは、横綱日馬富士(28=伊勢ヶ浜)の昇進披露パーティーが開かれた12月9日のことだった。北の湖理事長は相撲協会のトップとして、朝青龍は弟分の日馬富士の昇進を祝福するためにパーティーに参加していた。朝青龍は現役力士や友人らと一通り旧交を温め終えると、宴会半ばで会場を抜け出した。

向かった先は、同じホテル内にある高級ラウンジ。店内では、先に宴会を中座していた北の湖理事長が関係者を伴いグラスを傾けていた。朝青龍は北の湖理事長のもとに歩み寄ると、そのまま同席。なんと、1時間近くにわたって話し込んだという。会談では、大相撲の状況やモンゴルの現状などについて情報交換をしたとみられる。

朝青龍は、日馬富士が横綱昇進を決めた秋場所千秋楽(9月23日)に両国国技館を訪問。実はこの時も取組観戦前に自ら理事長室に足を運んであいさつをしている。さらに、今回の異例とも言えるロング会談…。朝青龍は10年2月の現役引退後、角界とは一定の距離を置いてきただけに、両者の急接近は角界内でさまざまな臆測を呼んでいる。

「横綱同士だし、顔を合わせれば話をすることもある。雑談が長引いただけだろう」(協会関係者)との見方がある一方で「朝青龍が相撲関連のビジネスを企てているのでは」「協会がモンゴル巡業を復活させるんじゃないか」といった噂話が、まことしやかにささやかれているのだ。

朝青龍は泥酔暴行騒動により強制的に引退させられた経緯もあって、これまでは相撲界と完全に決別したとみられていた。今回の協会トップとの接近の動きは、まさかまさかの“再合体”“角界復帰”に発展していくのか…。2013年も“元お騒がせ横綱”の動向から目が離せなくなってきた。

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